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今回は、8月27日に放送済みの「秘密のケンミンSHOW 極」で登場する一本揚げをご紹介します!大分県南部エリアに伝わるこの豪快な一品は、丸鶏を丸ごと使った素揚げ料理で、見た目のインパクトと素朴な旨みの両方を持ち合わせています。地元では慶事や祭りの席に欠かせない存在として、世代を超えて親しまれてきました。今回はその魅力を、由来や味わいの側面からじっくり掘り下げてみます。
大分県南部が育んだ豪快な鶏料理
大分県といえば「とり天」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、南部エリアには一本揚げというもうひとつの鶏料理文化が根付いています。丸鶏を丸ごと使う点が最大の特徴で、下味をつけた鶏を大きな四つのブロックに切り分け、そのまま油で揚げていくというシンプルな調理法です。衣をつけずに素揚げにするスタイルが多く、鶏そのものの味を存分に楽しめる料理として親しまれています。
丸鶏を四つに割って揚げる、迫力あるスタイル
一本揚げという名前からは、鶏一羽をそのまま揚げるような印象を受けるかもしれませんが、実際には調理のしやすさや火の通りを考えて、丸鶏を大きく四つにカットしてから揚げていきます。骨付きのままごろりと揚げられた鶏は、見た目からして食欲を刺激する存在感があります。皮はパリッと香ばしく焼き上がり、内側の肉はじゅわりとした肉汁を含んでいて、噛むほどに鶏本来の甘みが広がっていきます。
味付けは各家庭や店によって少しずつ違いがあり、醤油や塩、にんにくなどでシンプルに仕込まれることが多いようです。素揚げならではの香ばしさが立つため、余計な調味に頼らずとも満足感のある一品に仕上がります。骨からじっくりと出るうま味も相まって、噛むごとに深い味わいを感じられるのが一本揚げの魅力です。
祝いの席を彩ってきた郷土の味
大分県南部では、一本揚げは特別な日の料理としても親しまれてきました。慶事や祭り、家族が集まる席で丸ごとの鶏をどんと揚げてふるまう文化は、地域の結びつきや祝いの気持ちを表す象徴のような存在でもあります。大人数で取り分けて食べるスタイルは、まさに「みんなで囲む料理」としての魅力を体現しています。
子どもの頃に祖父母の家で一本揚げが出てくると、その日が特別な日であることを実感したという声も少なくありません。派手な調理技法を使わずとも、丸鶏そのものの豪快さと素材の力強さで印象に残る料理として、地元の人々の記憶に根付いているのです。
味わい方の魅力とお取り寄せの楽しみ
一本揚げは骨付きのままかぶりつくスタイルが基本で、手を使って豪快に食べるのが醍醐味です。皮のパリッとした食感、じゅわっとした肉汁、そして骨のまわりに残るうま味まで、一羽の鶏を丸ごと味わい尽くせるところに魅力があります。塩やレモンでさっぱりと食べるのもよいですし、地元で好まれる醤油だれや薬味を添えることで、また違った表情を楽しむこともできます。
現時点では広く流通しているお取り寄せ商品としての一本揚げは確認できていませんが、大分県南部を訪れる機会があれば、ぜひ現地で味わってみてほしい一品です。丸鶏ならではの迫力と、素朴ながら奥深い味わいは、写真や説明だけでは伝えきれない体験として記憶に残るはずです。
大分の食文化に触れる、ひとときの余韻
なお、こちらの一本揚げは2026-08-27放送の「秘密のケンミンSHOW 極」で紹介されました。テレビをきっかけに知った人も多いかもしれませんが、その背景には長い年月をかけて地域に根付いてきた食文化があります。丸鶏をそのまま揚げるという潔い調理法は、素材への信頼と、みんなで分け合う食の楽しさを教えてくれます。
大分県南部を訪れる機会があれば、地元の空気とともに一本揚げを味わってみると、その土地の暮らしや人々の温かさまで感じ取れるかもしれません。丸ごとの鶏を囲んで食事をする時間そのものが、この料理の一番の魅力なのだと思います。



