平家平温泉 御宿こまゆみの里の写真

栃木県 秘湯ロマン

秘湯ロマン 銘木の香りに包まれる奥鬼怒の一軒宿・平家平温泉 御宿こまゆみの里

2026年9月15日 テレキャッチ編集部

テレキャッチ編集部

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今回は、9月19日に放送予定の「秘湯ロマン」で登場する平家平温泉 御宿こまゆみの里をご紹介します!奥鬼怒温泉郷の入り口、鬼怒川の清流と山々に抱かれたこの宿は、名前を聞いただけでどこか物語めいた気配を漂わせます。実際、その屋号には平家一族の落人伝説が息づいていて、訪れる前から旅情をくすぐられる場所です。

平家平の伝説が宿る名前

源平の戦いに敗れた平家の一族が隠れ住んだと伝わるこの地。高冷地に育つ「まゆみ」の原木で弓を作り、若武者たちが駒にまたがり弓の修練に励んだという「平家平」「駒弓」の伝説が、宿の名前の由来になっています。歴史書には残らない、土地に伝わる口伝のような物語を背負った宿というだけで、玄関をくぐる前から少し背筋が伸びる気がします。

平家平温泉 御宿こまゆみの里の写真
写真: Max Rozenberg(Google 経由)

銘木が語りかけてくる、木造二階建ての館

館内に足を踏み入れると、まず鼻腔をくすぐるのは木の香りです。奥鬼怒の原生林から切り出された銘木がふんだんに使われた造りで、廊下を歩くたびに床がわずかに軋む音さえ心地よく感じられます。木のもつ温もりが空間全体を包み込み、電灯の灯りも柔らかく反射しているような、そんな落ち着いた雰囲気が漂います。全館禁煙で、客室は16室すべてにトイレ付き。派手さはありませんが、静けさそのものがこの宿のもてなしなのだと感じさせられます。

栃の丸太をくりぬいた露天風呂

この宿最大の見どころといえば、やはり温泉でしょう。1メートルはあろうかという大丸太風呂は宿自慢の湯船で、栃の丸太をくりぬいて作られた露天風呂には野趣があふれています。湯に浸かりながら見上げれば、奥鬼怒の山々と鬼怒川の渓流が視界いっぱいに広がり、湯気の向こうに揺れる木々の緑が季節ごとに違う表情を見せてくれます。都会の喧騒から切り離されたような時間の中で、湯の温もりと木の香りが体の芯までじんわりと染み込んでいく感覚は、この宿でしか味わえないものだと思います。

平家平温泉 御宿こまゆみの里の写真
写真: makoto m(Google 経由)

山の恵みを味わう、野趣あふれる食卓

宿の魅力は温泉だけにとどまりません。食事もまた、この土地ならではの野趣に富んだものが並びます。鹿の刺身や鹿鍋といった、山里ならではのジビエ料理は、都会ではなかなか出会えない味わいです。臭みを抑えつつも肉本来の旨みを残した鹿肉は、噛むほどに滋味が広がり、この土地の自然の厳しさと豊かさを同時に教えてくれるような一皿です。手打ちそばの喉ごしや、清流で育った川魚の香ばしさ、季節ごとに移ろう山菜の苦味や香りも、食卓に彩りを添えます。派手な盛り付けではなく、自然の幸をそのまま生かした料理の数々は、この宿の空気そのものを体の中に取り込むような体験になります。

ロケ地としても選ばれた景観

2025年6月には、映画『ゴールデンカムイ』のロケ地としてこの宿が使われました。物語の舞台にふさわしい原生の気配を纏った景観と建築が、映像作家の目にも留まったのでしょう。実際に足を運んでみると、カメラが切り取りたくなる風景がそこかしこに広がっていることに気づかされます。そしてこの宿は、2026年9月19日放送の「秘湯ロマン」でも紹介される予定で、テレビの画面越しにその魅力の一端が伝えられることになりそうです。

平家平温泉 御宿こまゆみの里の写真
写真: h i(Google 経由)

行き方と楽しみ方

アクセスは東武鉄道鬼怒川線の鬼怒川温泉駅からとなります。鬼怒川温泉街を過ぎ、会津西街道を川治温泉で分かれ、鬼怒川の渓流に沿った県道を進んだ先、その終点近くに宿はあります。決してアクセスが便利とは言えない立地ですが、その道のりの長さこそが「秘湯」たる所以であり、辿り着いたときの安堵感と高揚感は、簡単に行ける温泉地では味わえないものです。

  • 木造二階建て、銘木づくりの館内
  • 1mの大丸太風呂と栃の丸太の露天風呂
  • 鹿刺身・鹿鍋・手打ちそば・川魚・山菜など山の幸
  • 客室16室、全室トイレ付き・全館禁煙

おわりに

木の香りに包まれながら湯に浸かり、山の恵みを味わう。こまゆみの里で過ごす時間は、日常から少し距離を置いて、自分自身の呼吸を取り戻すような感覚に近いものがあります。奥鬼怒の渓流と山々が見せる四季の表情も、また訪れる理由になるはずです。静かな旅先を探しているなら、地図の端に小さく印をつけておきたい宿です。

平家平温泉 御宿こまゆみの里の写真
写真: Naoto Tanaka(Google 経由)

平家平温泉 御宿こまゆみの里の口コミ・アクセス

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店舗情報

店舗名 平家平温泉 御宿こまゆみの里
所在地 〒321-2717 栃木県日光市川俣646−1
電話番号 0288-96-0321
アクセス 東部鉄道鬼怒川線の鬼怒川温泉駅下車。鬼怒川温泉街を過ぎ、会津西街道を川治温泉で分かれ、鬼怒川の渓流に沿った県道の終点近くに位置。奥鬼怒温泉郷の入り口
公式サイト https://komayuminosato.info/

※情報は変更される場合があります。おでかけ前に公式情報でご確認ください。

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