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今回は、9月8日に放送済みの「マツコの知らない世界」で登場する純喫茶ホットケーキ&令和パンケーキをご紹介します!昭和から続く喫茶店の一皿と、令和になって進化を続けるパンケーキ。同じ「小麦粉と卵」から生まれる甘味でありながら、時代ごとにまったく違う顔を見せてくれるのが面白いところです。今回は、そんな新旧の甘味たちをじっくり見ていきましょう。
純喫茶が守り続けてきた一枚
純喫茶ホットケーキ
分厚く焼き上げられ、バターとメープルシロップがとろりと染み込んでいく――純喫茶のホットケーキには、他のどんな甘味にもない独特の存在感がある。生地はふんわりというよりも「しっかり」とした噛みごたえがあり、卵と牛乳の風味が濃く感じられるのが特徴だ。焼き上げには時間がかかることも多く、注文してからしばらく待つ間の期待感すらも、この一皿の魅力の一部になっている。
今回取り上げられたのは、伝説と呼ばれる名店の味を受け継いだホットケーキだという。長年続いてきた喫茶店が閉店しても、そのレシピや焼き方が別の店に引き継がれ、味が途切れずに残っていく――そうした背景を知ると、一口の甘さの奥にある物語まで味わいたくなる。表面はこんがりと焼き色がつき、断面はきめ細かく、湯気とともにバターの香りがふわりと立ちのぼる。カトラリーを入れた瞬間のしっとりとした感触は、写真だけでは伝わらない喫茶店ならではの体験だろう。
令和のパンケーキが描く新しい景色
スフレパンケーキ
ここ数年で一気に定着した「スフレパンケーキ」は、卵白をしっかり泡立てて作るメレンゲを生地に混ぜ込み、低温でじっくり焼き上げることで生まれるふわふわの食感が持ち味だ。フォークを入れると軽く沈み込み、口に運べばほとんど溶けるように崩れていく。純喫茶のホットケーキが「噛んで味わう」ものだとすれば、スフレパンケーキは「感じて味わう」ものと言えるかもしれない。
今回は、そんなスフレパンケーキの中から4選という形で紹介されており、店ごとに焼き加減や高さ、トッピングの工夫が異なる点も見どころだった。同じ「スフレ」というくくりの中にも、しっとり系とふわふわ系、甘さ控えめと濃厚系といった違いがあり、食べ比べてみるとその個性の幅広さに気づかされる。
いちごパンケーキ
見た目の華やかさで注目を集めたのが、60個ものいちごを贅沢に使った一皿だ。パンケーキの生地そのものはシンプルでも、山のように盛られた真っ赤ないちごと、そこに添えられるクリームやソースが組み合わさることで、一気に特別感のある一皿へと変わる。写真映えを意識した令和ならではの発想でありながら、口にすればいちごの酸味とパンケーキの優しい甘さがきちんと調和しているのが印象的だ。
これだけの量のいちごを一皿にのせるとなると、味のバランスを取るのは簡単なことではないはずだ。甘すぎず、酸っぱすぎず、生地の食感を邪魔しない絶妙な配分にたどり着くまでには、作り手なりの試行錯誤があったのだろうと想像したくなる。
新旧の甘味を並べて見えてくるもの
純喫茶ホットケーキ、スフレパンケーキ、いちごパンケーキ――この三つは、2026-09-08放送の「マツコの知らない世界」で紹介されたものだが、並べてみると甘味の歴史そのものをたどっているようにも感じられる。分厚く焼き上げる昭和の技法、ふわふわ食感を追求する平成から令和にかけての進化、そして写真映えという新しい価値観が加わった現在の姿。同じ「パンケーキ」という言葉でくくられていても、それぞれの時代が求めたものの違いがはっきりと見えてくる。
残念ながら今回紹介した品目はいずれもお取り寄せができるものではなく、実際にその場に足を運んでこそ味わえる一皿ばかりだ。だからこそ、旅先や外出のついでに、純喫茶の重厚な一枚と、令和らしい華やかな一皿の両方を食べ比べてみるのも楽しい過ごし方かもしれない。焼き上がりを待つ時間も、写真を撮る時間も、すべてがその甘味を味わう体験の一部になる。次にどちらかを目にしたときには、その背景にある物語にも少し思いを馳せてみてほしい。


